Vol.56 令和五年 初BLOGは「畳」についてのお話です
明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
お正月ということで
今年初BLOGは【畳】についてのお話をさせて頂きます。
【畳】は日本固有の文化で発達した床材であり、
日本の風土や気候に最適な『床材』材です。
さらに、畳は室内空間の快適性に大いに役立ちます。
地域によって【畳】は大きさが異なることをご存知ですか?
地域別の【畳】サイズ、4種類を見てみましょう。
①京間(きょうま)
京間は、京都・関西・中国・四国地方などで用いられており、
本間(ほんま)、本間間(ほんけんま)とも呼ばれます。
「191cmx95.5cm」と
4種類の中で最も大きいのが特徴です。
②中京間(ちゅうきょうま)
三六間(さぶろくま)とも呼ばれ主に、
岐阜・愛知の中京地方や、
福島・山形・の東北地方、北陸の一部、
奄美大島など日本各地で用いられています。
「182cmx91cm」と
京間の次の大きさになります。
③江戸間(えどま)
江戸間は五八間(ごはちま)・関東間(かんとうま)とも呼ばれ、
全国的な標準規格として、
関東・東北地方・北海道で用いられています。
「176cmx88cm」
中京間よりもさらに小さくなります。
④団地間(だんちま)
団地間は五六間(ごろくま)とも呼ばれ、
公団住宅やマンション・アパートなどで用いられています。
「170cmx85cm」
と4種類の中で最も小さいのが特徴です。
西日本の、京間や中京間は
【畳】を並べたその外側に柱を建てます。
その為、柱の中心間距離は
畳+柱1本分となります。
障子や襖の大きさも、
【畳】のサイズを基準にするので、
規格化され、使いまわしが可能になります。
この【畳】を基準にする工法を「畳割」と呼びます。
これに対し関東では、
【畳】を基準にするのではなく、
柱~柱の中心間距離を基準にします。
その為、各部屋で【畳】の大きさが異なり、
使いまわしができません。
この工法を「柱割」といいます。
現在では「柱割」の方が多くなってきています。
和室を作る方は少なくなっていますが、
縁のない琉球調畳をリビングの一画に利用するのも、
なかなか良いものです。
使ってみてはいかがでしょうか。
家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。