VOL.74 地震対策
皆様 こんにちは 代表の石井です。
6月には毎年、自治会主催の敬老会が催されます。
今年も6月16日に開催され、司会を務めさせていただきました。
米寿・傘寿の方には記念品をお渡し、
お祝いをさせていただきました。
今回は【地震対策】についてお話させていただきます。
家を建てるときに重要なことの一つが
【地震対策】です。
政府の地震調査委員会は、
今後30年以内に震度6弱以上の地震に
襲われる確率を占めした予測地図を公開しています。
実際に大地震に見舞われたとき、
建物はどうあるべきか??
安全性の目標として、次の考え方があります。
1,[人命を守る]
建物の倒壊・崩壊を防ぐ。
火災の発生を防ぐ。
家具の転倒を防ぐ
2,[資産・財産を守る]
企業・個人が保有する資産や財産を地震による損壊を防ぐ。
3,[機能を守る]
建物固有の機能(社会的機能・生活・事業)が停止することを防ぐ。
上記の安全性の目標を達成するために、
様々な耐震技術があります。
[耐震構造]とは
地震の揺れに耐える。
[制震構造]とは
地震の揺れを抑える。
[免震構造]とは
地震の揺れを伝えさせない。
代表的なものとして、この3種類があります。
この3種類の違いは?
まずは
[耐震構造]
面材や筋交いによって強度を高め、
地震に耐える工法です。
1923年の関東大震災クラスに耐えられる強度を
「耐震等級1」と定めています。
デメリットは、地震の揺れを受けるたびに、
固定している面材や筋交いにゆるみなどが発生し、
当初の強度より弱体化していきます。
次に
[制震構造]
建物に制震ダンパー等を組み込み、
地震エネルギーを熱へ変換し、揺れを抑える構造です。
繰り返す大地震被害を抑えることができます。
木造建築との相性良いです。
デメリットは制震ダンパーの種類が多いので、
選ぶものにより効果の違いも出てきます。
石井工務店新築物件では標準装備となっています。
最後に
[免震構造]
積層ゴムやベアリングを建物の下に設置し、
免振層を介在させることにより、
地面の揺れを建物に伝えない構造です。
建物は空中に浮いているような状態になり、
地面だけが動くという、理想的な工法です。
デメリットとしては、
風の影響を受けやす。
コスト大。
どの工法が良いかは、
建築場所・予算など様々な要因から選ぶのが良いと思います。
最近ではこれらの工法を組み合わせて、建築される物件も多くなりました。
石井工務店の新築は【耐震工造+制震構造】を標準装備装備とし、
【耐震等級3】の家をお引渡しします。
今回は大切な家族・家を守る技術を知っていただけたと思います。
今後の家づくりにお役いただけましたでしょうか。
耐震で不安のある方、
家づくりでお悩みの方や、
新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。